ATOK 月額制を認証ありのプロキシを超えて使う方法


ATOK 月額制のシリアル認証で詰まったのでメモ。

追記(2009/03/05) : こちらに情報を追記しました。

ATOK 月額制ソフトをシリアル認証する時に必要な設定


ファイアーウォール等を使用していない場合は特に設定は不要。


ファイアーウォール等を経由して認証している場合は、
ファイアーウォールで以下の設定がされているか確認


ジャストシステムのFAQ アクセス制限がある環境でATOK定額制サービスを利用する場合の注意事項


どうやら Internet Explorer の接続設定を利用して認証作業をしている模様。


問題点


Internet Explorerではプロキシ認証を行う場合に一々ダイアログを表示して確認を行っている
(認証情報を設定として持たない)。
その為、個別ソフトがIEの設定を使用する場合にはプロキシ認証の情報を含まない為、
認証処理で失敗してしまう。


回避プラン


ローカルで使用するプロキシサーバを使用し、
ローカルのプロキシサーバで親プロキシ(会社等のプロキシサーバ)への認証を行うことで
各個別のソフトから親プロキシへの認証処理をしなくて済むようにする。


ローカルで使うプロキシサーバとして

  1. polipo
  2. Proxomitron

を使用してみた。


試してみた結果、polipo では ATOK 月額制のシリアル認証が旨くいかなかった。
また、Windows 環境では設定の面でも polipo より Proxomitron の方が設定が簡単なので、
以下では Proxomitron で解説する。


Proxomitron を使用して ATOK 月額制ソフトのシリアル認証を行う。


以下の手順で行う。

  1. Proxomitron の設定
  2. Internet Explorer の設定変更
  3. シリアル認証の実施
Proxomitron の設定


1. Proxomitronダウンロード(必要であればインストール)


2. Proxomitron を起動する。


3. 出てきたウィンドウの右側「Proxy」ボタンを押下


4. 「Http Proxies」に使用しているプロキシサーバ(親プロキシ)のドメインを設定


5. 「Http Proxies」の入力欄を右クリック。「Advanced Proxy settings」を選択


6. 「Send username and password to proxy」にチェックを入れ、「Username」と「Password」を設定。OKボタンを押下


7. Testボタンを押下し、テストを実施する。


8. テストが無事通過したら。OKボタンを押下する。


9. 最初のウィンドウで、左下の「Bypass」ボタンを押下。その後、「Use Remote Proxy」にチェックを入れる。


これで Proxomitoron の設定は完了。


Internet Explorer の設定


1. Internet Explorer を起動


2. メニューから設定を開く(「ツール」→「インターネット オプション」)


3.「接続」タブの「LANの設定」ボタンを押下


4. 「プロキシ サーバー」の「アドレス」欄に「localhost」、「ポート」欄に「8080」を設定


以上で準備は完了。
尚、ここまでの設定はこちらのページを参照した。


ATOK 月額版のシリアル認証を行う。

これについては省略




というわけで、これで ATOK 月額版を使用することが可能になる。
尚、Proxomitron を常時使用する必要はないが、ATOK 月額版は 14日ごとに認証を行うようなので、
この点は注意が必要。